情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4U-01
降水量と河川水位の関係の可視化
○田中悠来,伊藤貴之(お茶の水女子大)
降水量の時間変化の観察は河川水位の予測などの目的で重要である.降水量と河川水位の可視化に関する先行研究では,地図上の多数の観測所に折れ線グラフやカラーバーをプロットしていた.本研究では地図上での可視化はなく,河川の支流などの接続構造を模したグラフを構成し,そのノードとなる観測所上に二色塗り分けスパークラインを配置することで,上流で降水量が増加してから下流で河川水位が上昇するまでの時間差の可視化を実現する.降水量と河川水位は別の観測所で観測されているため,本手法では降水量観測地点を結ぶドロネー図を用いた補間により,河川水位観測地点の降水量を補間して求めることで,観測地点のずれを解消する.