情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4R-06
Diffusion Modelによる体特徴点データ拡張を用いた少数データからの人物行動認識
○濵部翔太,山田啓一(名城大)
一般に,ビデオ画像からの人物行動認識には,大量の学習データが必要である.他方,少数データから学習できたなら,データ収集のコスト削減等の利点がある.本論文は,Diffusion Modelによるデータ拡張を用いた人物行動認識手法を提案する.ビデオ画像を,体特徴点の時間推移を表す単一画像(EHPI)に変換し,Diffusion Modelを訓練する.ここで生成したEHPIを元のデータに加え,EHPIから人物行動を識別するCNNを訓練する.JHMDBデータセットを用いた実験の結果,21クラスの行動識別問題において,各クラス11シーケンスの訓練データのとき,正解率が約3%向上することを確認した.