4Q-03
フォトグラメトリを用いた収穫前ワインブドウ房の体積推定手法の評価
○小野坂捺(静岡大),内海智仁(ヤマハ発動機),峰野博史(静岡大)
近年,農業分野において3Dデータの活用が注目を集めている.中でも2D画像のみから3D点群の構築が可能なフォトグラメトリはレーザー測量と比較してモデルの生成が早く,導入コストが安価であるといった長所を持つ.フォトグラメトリによって構築される3D点群は2Dにはない幾何学的な情報を持つことから,最終収穫量予測を目的として農作物の体積推定などへの活用が期待される一方,境界の曖昧さが原因で,点群から直接体積を推定することは難しい.そこで本研究ではワインブドウ圃場の画像データからフォトグラメトリを用いて構築した3D点群に対して,表面形状を復元して体積を高精度に推定する手法を提案する.