情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4N-07
不良回答検出を目的としたアンケート設計手法と検出率の理論評価について
○野口稜太,須子統太,小林 学(早大)
アンケート調査は企業や教育機関など様々な組織の意思決定に活用されている.特にWebアンケートはコストが安いことから多くの場面で用いられているが,不良回答が含まれる事も多く集計結果の信頼性に課題がある.そのため,従来よりダミーの追加設問を用いることで不良回答を検出する手法が考案されている.しかし,不良回答の検出精度に関しては一部の条件下でのみ理論評価が行われているだけで不明な点も多い.そこで本研究では従来と異なる条件のもと,不良回答混入モデルを仮定することで,不良回答検出手法の検出率についての理論評価を行う.