情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4M-05
学習済超高精度GCNをオラクルとする順序項木パターンの質問学習モデルの解析と実データでの評価
○東山的生(広島市大),野口大悟(福岡工大),内田智之(広島市大),正代隆義(福岡工大),松本哲志(東海大)
機械学習モデルの一つである質問学習モデルでは、常に正答を返す教師(オラクル)に質問を繰り返すことで、教師の有する概念を同定する。小田ら(2022)は、順序木データを学習させた高精度なグラフ畳み込みネットワーク(GCN)モデルを教師とした質問学習アルゴリズムを提案した。本発表では、小田らの質問学習アルゴリズムにより獲得した項木パターンの二値分類精度や可視化精度を用いて、超高精度GCNモデルを教師とした質問学習モデルを解析する。さらに訓練データに実データを用いた超高精度GCNモデルを教師とする質問学習により獲得した項木パターンについて報告することで、超高精度GCNモデルを教師とした質問学習モデルの有効性を示す。