情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4L-07
形式的ソフトウェア合成手法における細分化モデルの可読性向上手法
○結城 翔,織田 健(電通大)
我々は形式手法の一つであるBメソッドを利用した、既存ソフトウェアを細分化した部品の再利用によるソフトウェア合成手法を提案している。この時不足部品は人が記述するが、文字列一致により再利用する部品を検索できるように要求モデルを細分化し書き換えられた細分化モデルは、人には難解な表現になる点が課題である。本発表では、細分化モデルが含む変数のみで構成された要求モデルの式を再度書き換える事により導出された式を要求モデルの式に置換し、また特定の規則で式を書き直す事で、可能な限り要求モデルの式を再現しつつ完全な再現が難しい場合でもなるべく簡明な表現に書き直す、細分化モデルの可読性向上手法を提案する。