情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4L-04
拡張画面遷移図に基づくWebアプリケーションのためのテスト保守手法とそのフレームワーク
○石上椋一,高木智彦(香川大)
Webアプリケーションは更新頻度が高く,それに伴うテストのエフォートが増大する傾向にある.特にテストの保守は基本的に手作業で行われることが多いため,体系的に支援する仕組みが必要である.そこで本稿では,Webアプリケーションの期待される振る舞いを表す抽象的モデル(拡張画面遷移図)に基づいてテストを保守する手法,およびそれを支援するフレームワークについて議論する.本手法では,Webアプリケーションの仕様変更に伴いテストの更新が必要となった場合,新しい仕様に基づいて開発者がモデルを更新する.そして,そのモデルに基づき,当該変更をテストに反映させることによってエフォート削減を目指す.