4G-06
光と音によるPICマイコンの共同現象のプログラミングと教員養成における授業実践
○野村厚志(山口大)
PICマイコンが安価に入手可能となったことから、これを用いた教育用教材が数多く開発されている。また、学校教育では小学校からプログラミング教育が始まり、PICマイコンを用いた授業例も報告されている。講演者は、光や音を媒体として多数のPICマイコンの共同現象を実現するコンピュータプログラムを作成した。ここで「共同現象」とは、多数の同じ要素が相互に媒体を通じて結合し、同期するなどの現象をいい、自然科学の特に物理分野において大学教育までを見据えて学ぶべき重要な現象である。本講演では、PICマイコンを用いた共同現象のプログラムを説明し、教員養成大学学部における理科の物理分野の実験授業の例を報告する。