情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4A-02
新規仮想化ソフトウェアのセキュア実装に向けた既存実装の脆弱性分類の検討
○葛野弘樹(神戸大),深井貴明(産総研)
システムソフトウェアにおいて脆弱性を利用した攻撃が指摘されている.
脆弱性を利用した攻撃により,開発者の意図しないソフトウェア動作により,
許可されてないメモリ領域への書込みや動作停止が引き起こされる.

仮想化ソフトウェアでは,セキュリティを高めた設計を基にした開発も進められている.
しかし,実装においては,依然として脆弱性が含まれる可能性がある.

本稿では,仮想化ソフトウェアの脆弱性情報の収集と分類を通じ,脆弱性種別ならびに仮想化ソフトウェアにおける修正状況の有無を明らかにし,脆弱性の傾向を把握するための調査分析を進めた.