情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2ZM-09
非接触式バイタルセンサを用いた介護従事者支援システムの提案と実装
○日比野隼弥,河村拓真(名工大),和田孟士(名古屋工業大学大),大塚孝信(名工大)
我が国では,高齢化の進行に伴い介護需要が増加している.一方で,介護業界では人手不足による介護従事者への負担増大が深刻な問題とされている.特に要介護3以上が入所基準とされる特別養護老人ホームでは,日常生活全般の介護を行うため24時間体制での見守りが必須であり,介護従事者の負担が大きい.したがって,介護従事者の見守り負担を減らす仕組みが必要とされている.そこで本研究では,非接触式バイタルセンサを用いて,要介護者の健康状態を一括で把握可能とするシステムの提案と実装を行なった.また,収集したデータの分析により睡眠時の寝返りや中途覚醒を検知できた.今後は,介護施設での実証実験により有効性の検証を行う.