2ZM-06
IoTデバイスを使用した高齢者の熱中症重症化予防の気づき支援システムの開発
○門木 陸,皆月昭則(釧路公大)
2018~2021年の熱中症で救急搬送された患者は65歳以上の高齢者が48~58%となっており、熱中症患者全体の半数を占めている。高齢者は加齢に伴い皮膚の機能が老化に伴い、温度変化に対して鈍化する傾向があり、また、のどの渇きに対する感覚も鈍化する傾向がある。熱中症発症の割合は室内で40%におよぶため、室内における高齢者の熱中症対策を行うことが重要である。熱中症の兆候に気付かせるためIoTデバイスを使用し温度、湿度、不快指数を算出しグラフとして可視化した。さらに算出した不快指数が閾値を超えた際に本人および家族へ報知するシステムを開発した。