2ZK-04
脳波計測を用いた屋外と屋内における有酸素運動のリラクゼーション効果の検討
○中山奈々,佐藤直行(はこだて未来大)
緑地にはリラクゼーション効果があると知られている.また,有酸素運動後にはリラクゼーション効果の指標であるα波の増加が認められている.本研究では、屋内よりも屋外で有酸素運動を行うことでリラクゼーション効果を強めることができると考え,これを脳波計測実験により検証した.結果として,気分尺度アンケートでは,屋内(体育館)と屋外(グランド)で快適度が有意に高まること,また脳波でも屋内よりも屋外での運動後のα波パワとβ波パワの差分が有意に大きくなることがわかった.これは屋内よりも屋外の有酸素運動により快適であることを支持する.本結果は脳波計測や屋内外情報がライフログの指標としても役立ち得ることを示す。