情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2ZG-09
スマートグラスを用いた苦手食材克服システムの提案
○磯部貴翔,吉野 孝(和歌山大)
昨今,学校給食から発生する食品ロスが問題となっており,その大きな原因として,好き嫌いによる食べ残しが挙げられる.また,幼少期の好き嫌いや偏食は子どもの将来の食生活や健康に大きな影響を及ぼすとされている.具体的には,身体に必要な栄養素が充分に摂れず,糖尿病や脂質異常症,肥満などの生活習慣病になってしまうと考えられる.そこで,合成技術を使って自分の苦手な食べ物を美味しそうに食べている自分の姿を映し出すシステムを提案する.人のおいしそうに食べている姿を見ると次第に嫌悪度が薄れていき,その食べ物を食べてみたい・食べられるのではないかと錯覚させることによって,苦手な食べ物を克服させる.