情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2ZE-07
ユーザ知識を利用したAR整理整頓システムの試作
○金子友南,菊地真人,大囿忠親(名工大)
グループにおける整理整頓は,メンバ間の暗黙的な知識共有を含むため容易ではない.本研究では,物の既定の収納場所などの整理整頓における暗黙知を,拡張現実感技術(AR)を用いて可視化することでユーザが容易に物を探せるようにすることを目指す.本システムの実現において,収納場所の登録と探索が低コストで行えることが求められる.ここでの低コストとは,ユーザの認知的負荷や労力が少ないことを意味する.登録と探索の低コスト化は,本研究の課題の1つである.本システムでは,メンバが家具の配置などある程度部屋に関する知識を持つ場合における登録と探索の低コスト化を試みた.本稿では,本システムの試作について示す.