情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2ZC-09
アラート通知の自動識別によるネットワーク障害対応支援システムの開発
○湯川 諒,水谷后宏,井口信和(近畿大)
ネットワークシステムの高度化・複雑化に伴い、ネットワーク運用保守の強化が求められる。しかし、現状の監視ツールは、障害検知すると小さな事象でもアラートを通知する設定のため、トラブルシューティングの負担が大きい。そこで、大量のアラート通知の解析によってトラブル推定する管理者の障害対応への負担軽減を目的に、ネットワーク障害対応支援システムを開発する。本システムはアラート通知分類用AIモデルとトラブル対応推論用AIモデルを専用サーバに用意し、クライアントPCからの障害対応内容の要求に対して自動応答する。これにより、大量のアラート通知を推定する手間が省け、トラブルシューティングの負担軽減が期待できる。