情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2ZB-06
行動変容向けシステムの誤作動に対する寛容性醸成のための擬人化
○胡 伊端,辻 愛理,藤波香織(農工大)
行動変容を支援する技術は,日常生活での健康アドバイス提供や社会的支援などのシステムに導入されることが多い.しかし計測や判定にエラーがあると,ユーザはシステムに不信感を抱き,やがて使わなくなるために,行動改善の目的を達成できないことが懸念される.本研究では,誤作動は不可避であるとの前提に立ち,システムに愛情を持たせることで途中の離脱を回避する手法を提案する.特に,システムの擬人化とそのシステムが弱みを見せる効果に着目して,ゴミの削減を意識づける擬人化ゴミ箱を開発し,検証実験を行う.