メタバースの活性化に伴い、VR空間内におけるアバタの動作制御に対する要求が高まりつつある。一般的に、現実空間での人の動作と同期させてアバタの動作制御を行う技術は、カメラ映像の画像解析技術の高度化などにより、低コストかつ高精度に実現されつつあるが、そのシステム化に関しては、非系統的な手法によりアドホックに実現されているのみで、開発効率やシステムの安定性の観点で不十分である。本研究では、新たに「局所空間ディジタルツイン」の概念を導入することで、アバタ動作制御の機能を効果的かつ効率的に実現することを目指す。本発表では、提案の概要と、本枠組みの基本設計の基礎的検討について述べる。