情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2X-09
昆虫の複眼構造の計測と3次元モデル化
○伊藤大翔(東京工科大),盧 承鐸,柿本正憲(東京工科大/プロメテックCGリサーチ)
昆虫の身体構造や生態を研究することは、複眼構造を模倣した人工的複眼撮影システムの開発などに繋がり、大きな研究意義があることが示されている。本研究では、昆虫の複眼構造を3次元モデル化し、個眼一つがどの範囲の外光を取り入れているかの推定を目的とする。複眼を形成する個眼のレンズ形状を正確にモデル化するために、走査型電子顕微鏡とX線CTを用いて複眼を撮影した。撮影した結果から個眼の3次元CGモデルとしての表面形状の近似を行った。今後の課題としては、個眼レンズのモデル化の精度を上げ、より実物に近づけることで精度の高い視野推定を行うことである。