情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2X-08
画像分割により動的に閾値を変化させる特徴点抽出を用いたフォトグラメトリ
○山根愛実,児島 彰,弘中哲夫(広島市大)
フォトグラメトリは対象物を周囲から撮影し,3Dモデルを作成する技術である.
生成モデルの品質向上のためには,特徴点抽出の段階で満遍なくより多くの特徴点を検出することが望ましい.
特徴点抽出で選別の閾値を下げると,検出数を増加させることができる.
しかし,画像全体の閾値を下げると,ノイズの影響を受けたり,余分な検出で計算量が増加したりする可能性がある.
本研究では,画像を分割し,分割した部分ごとに閾値を動的に変化させて特徴点抽出を行う.
必要な部分のみ検出を増加させることで,ノイズの影響を受けにくくし,不必要な計算量の増加も抑制できる.
分割ごとに満遍なく特徴点を得ることで,生成モデルの品質向上が期待できる.