2U-05
環境音分類のためのラベルなしデータを活用したデータ拡張
○庄司真都,長尾智晴(横浜国大)
近年,身の回りで起こる様々な音を識別する環境音分類が研究され,ホームモニタリングや音監視システム,動画の自動タグ付けなど多くのアプリケーションでの応用が期待されている.環境音はアノテーションコストが高く,ラベル付けされたデータのサンプル数が少ないことが課題である.一方で,ラベル付けのされていない環境音データは大量に存在する.また,多くの研究ではノイズを重畳するなどの加工を行いデータの水増しを行うが,データの本質自体が変わらないため未知データへの寄与度は低い.
そこで本稿ではラベル付けのされていない大量の環境音データを活用し,多様性のあるデータの生成する環境音のためのデータ拡張の手法を提案する.