情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2U-04
非同期型VAEを用いたイベントカメラデータの異常検知
○太田康貴,長尾智晴(横浜国大)
近年,監視カメラの普及や動画像処理技術の向上に伴い,動画から自動で異常を検知する研究が進んでおり,主に高齢者の転倒や人の不審な動き,事故や災害の発生などを検知する目的で利用される.検知精度向上のために,運動情報を獲得できる機構を組み合わせたモデルが提案される一方で,モデルの複雑化や異常検知の精度が運動情報の推定精度に依存してしまう課題がある.
そこで,画素ごとの輝度変化のみを記録する特殊なカメラセンサーであるイベントカメラが注目されている.センサーレベルで運動情報を取得できるため,効率的なモデルの構築ができる.本稿では,イベントカメラを利用した軽量な動画異常検知の手法を提案する.