2R-08
レーダーチャートを用いた歩行者認識アルゴリズムの性能比較方法
○長谷川竜太,成川勇次,中村允成,金道敏樹(金沢工大)
近年、画像認識技術の性能向上は目覚ましく、応用先も自動運転などかつてない分野にまで急速に広がっている。一方、認識性能の評価方法はLOC曲線による包括的なものからあまり変わっていないように見える。利用する分野が広がった今、全ての利用者が常に包括的な高性能を必要としている訳ではない。むしろ、限定的な撮影条件下のいくつかのシーンで高い認識性能が必要であるが、しかしそれだけで十分である場合が増えつつあると考えられる。我々は、歩行者認識を例題に、複数の連続画像の認識限界点を特定し、その限界点をレーダーチャートで表現する性能評価方法を、複数の認識技術視覚的に比較できる利用者が使い易いものとして提案する。