情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2R-06
ステレオ全天球カメラを用いた人物追跡
○松井佑太朗,花泉 弘(法大)
全天球カメラから得られる画像は,すべての方向に対し環境マッピングを行う必要がなくカメラから被写体までの方向が取得できる.そのため、少ないカメラの台数で,広範囲の人物に対する追跡を行うことができる.しかし,設置した2台の全天球カメラ間にはカメラの光軸とカメラの設置位置のずれによる視差が生じるため,正確な3次元座標点を推定ができない.そこで,2台のカメラ間の視差を改善するキャリブレーション方法を提案する.提案手法を用いて算出したキャリブレーションパラメータを用いることで,広い通路を撮影した画像から地面と柱の矛盾のない配置が得られた.