情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2L-07
焼きなまし法を用いた大きな覆面算パズルの生成について
○浦川大輝(名城大)
覆面算は3個以上の英単語を並べて構成された筆算の図式のそれぞれのアルファベットに0から9までの数を割り当てることによって元の計算式を復元する計算パズルである.加算の図式において,より大きな覆面算を作成するために単語の文字数や英単語数を増やすと,アルファベットの種類が10文字を超えてしまい覆面算の作成が困難となる.さらに作成した覆面算が唯一の解を持たない場合が多い.本研究では焼きなまし法を用いてアルファベット10文字で構成される大きさ3以上の英単語の集合を見つけ出し,その結果を用いて覆面算を生成する方法を示す.現在,20単語から成る加算の覆面算を生成することに成功している.