情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2L-04
ローカルコミュニケーションの効率的な活用方法を考慮したMAX-MIN Ant System with Memory
○遠藤博人,穴田 一(東京都市大)
現実社会の多くの問題は,組み合わせ最適化問題に帰着することができる.しかし,問題の規模が大きくなるにつれて計算量が爆発的に増加するため,近似解を高速かつ高精度に解く必要がある.近似解を求める手法の1つに,アリの採餌行動を模倣したアルゴリズムであるアントコロニー最適化法(ACO)がある.我々はこれまで,ACOの中でも性能が高いMAX-MIN Ant System with Memoryに現実のアリが実際に行っているローカルコミュニケーションを考慮したモデルを提案してきた.しかし,参照する解の増加に伴い計算時間も増加してしまった.そこで本研究では,ローカルコミュニケーションの効率的な活用方法を検討し,計算時間の削減を目指す.