情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2L-03
A*アルゴリズムと遺伝的アルゴリズムを用いたEC倉庫における巡回経路導出法
○杉原海斗,伊藤悠大,景山陽一,横山洋之(秋田大),橋本修司,佐藤紀章(ロジザード)
近年,ECの発展に伴い,物流業務の効率化が重要視されている.一方で,ピッキング作業は未だ効率化が進んでいない要素であり,その作業コストは物流コスト全体の中で大きな割合を占めている.そのため,ピッキングの作業効率向上を図る作業支援手法の開発が求められている.そこで本稿では,ピッキング作業支援を目的として,A*アルゴリズムおよび遺伝的アルゴリズムを組み合わせ,倉庫レイアウトを任意に設定可能な巡回経路導出法を提案する.さらに,EC規模倉庫における実作業を想定した巡回経路導出シミュレーションを実施し,処理時間を短縮可能な手法についても検討を加えた.