情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2E-04
LoRaWAN🄬クラスB通信におけるNTPサーバを用いた時刻同期方式
○髙田祥平,金城皓羽,森田智子,石原達也(NTT西日本)
LoRaWAN🄬においてエンドデバイス(ED)の消費電力を抑えながら下り通信を行うクラスB通信では、EDはGPS信号により時刻同期されたゲートウェイ(GW)から発出されるビーコン情報を用いて下り通信の受信タイミング設定を行う。しかし、屋内などのGPS電波が届かない環境では、各GWからのビーコン送信タイミングがずれることでEDはビーコン情報を正しく復号できず、結果として下り通信が失敗する可能性がある。そこで本稿では、GW間の時刻ずれを考慮し、定期的にビーコンを発出させないビーコン間引き機能とNTPサーバによる時刻同期を組み合わせた方式について提案し、評価結果について併せて報告する。