2D-02
黒板モデルをベースにした無意識と意識のモデル化の試み
○大木 優,隈部正博(放送大)
本発表では、黒板モデルを使って無意識と意識のモデル化について述べる。人の脳の活動には、無意識と意識があると言われている。意識は自覚できる、無意識は自覚できない、精神活動である。黒板モデルは、人工知能で使われている問題解決のためのモデルであり、共通データ領域の黒板とそれを使って問題解決を行う複数のエージェントから構成される。本研究では、黒板を意識とみなし、エージェントを無意識とみなして、モデル化する。エージェントは、心のイメージである表象がネットワークでつながった集まりである表象群として表現する。表象群は、刺激などの入力により、活性化する。黒板は、活性化した表象群が投影される記憶領域である。