情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

2A-04
ローコード開発におけるデータ項目設計に関する考察
○市原和幸,藤原一樹,北嶋 淳,落合昌樹,宮本由美(日立)
アジャイル開発にローコードツールを適用することでアジリティだけでなく生産性の向上も大きく期待できる。一方、ローコードツールのインプットとなる設計書の不良件数が増大するとローコードツールの適用効果も低減すると考えられる。
複数のサブシステムから構成されるシステム開発を例として複数チームで開発をおこなう場合、データ項目の基準が統一されていないとチーム間での開発運用の統制が取れなくなり、品質低下を招くリスクがある。
そこで、複数チームでの運用を前提にデータ項目の同義語を重複排除することを目的とした統制とデータ中心の開発プロセスについて検討する。