情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1ZL-02
新宿副都心部における歩行容易性の調査と3D都市モデル上での検証 -ランドマーク間の歩行データの作成と従来経路の調査を通して-
○長田蒔心(工学院大)
西新宿再開発計画では,人にとって歩きやすい都市空間の構築に注目がある.また,東京都スマートシティ計画における,西新宿は3Dモデルを利用した人々の交流空間の構築が注目されている.これらの構築には,都市の歩行容易性を正確に把握することが重要である.はじめに既存の携帯電話に含まれるGPSでの人流把握可能性を検討する.次に準天頂衛星で測位した結果を報告する.以上の計測技術評価を受け,本研究では実地歩行によるランドマーク間の移動距離,高低差を調査した.調査から歩行困難箇所及び歩行容易性を向上する経路や歩道の形状を明らかにした.また,その中で歩行困難と思われる経路について,3Dモデル上での検証も実施した.