1ZL-01
セーフティナビゲーションのためのスマートフォンによる障害物検出の研究
○吉田智哉(電機大)
厚生労働省による平成28年の調査によると日本には31.2万人の視覚障碍者がいることがわかっている。さらに視覚に関する障害は生まれながらにして障害を持っている先天的なものよりも,病気や事故などにより障害を負ってしまう後天的なものの方が多いことがわかっており,日本の少子高齢化を受けて今後増えていくと予想されている。視覚障碍者の歩行補助を目的としたシステムは数多く存在するが、実用性や利便性に欠け広く普及していないのが現状である。本研究では視覚障碍者の単独での安全な歩行をアシストすることを目的とし、スマートフォンにより撮影した進行方向前方の画像に対して画像認識や画像処理を行う。それによって得られた情報を音声として提供し、歩行補助を行う。