1ZJ-05
児童のメンタルマップの解析
○高村 康,岡 誠,森 博彦(東京都市大)
小学校の防災教育の一環で手描きの地図を描かせる授業がある。その際の手書き地図から児童の道や街の認識を確認している。本研究では、地図上では表現しづらい情報を知るため言葉での道順の説明も分析対象とした。手描き地図、言葉での道順説明から児童のメンタルマップの発達を解明することを目的とする。実験では、児童とその保護者には自宅から駅までの地図と、その道順の言葉での説明をしてもらった。そのデータを基に児童と大人での特定の場所(交差点など)での認識と違いや道での目印とする建造物の比較を行った。大人は、手描き地図と言葉での説明の情報の一致率が高かったが、児童は低いことから認識の違いがあることが分かった。