情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1ZH-01
公共財ゲームにおける適度な協力行動を促進させるメカニズムデザインに関する研究
○塩見文梨,河添俊太朗,竹下惇朗(佐賀県立致遠館高)
公共財ゲームとは、3人以上のプレイヤーによるジレンマ型ゲームである。しかし、通常の公共財ゲームだと公共財に投資しないことが支配戦略となる。それを解消するために私たちは公共財の枚数に一定のノルマを課すことで協力行動を促そうとしたが、そうすると過剰な協力行動が起きることが分かった。その状態だとフリーライドが起きやすくなり、また各プレイヤーからの反感を買う。そこで必要最低限の投資を行うことがプレイヤーにとってよい選択となるようなゲームのルールを研究した。