情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1ZF-07
仮想空間を用いた同期型サッカー戦術指導の効果分析
○佐藤 旭,村上陽平,Pituxcoosuvarn Mondheera(立命館大)
サッカーの指導者が戦術指導を行う際,戦術の提示方法が鳥瞰視点や三人称視点であるため,提示された情報を一人称視点に置き換える空間認知能力の乏しい選手には,戦術を理解するのが困難である.これまでに仮想空間を用いて一人称視点で指導を行うことで空間認知能力を支援する研究は行われているが, 提示したい一人称視点ごとに視点の切り替えを行う必要がある. したがって仮想空間を同期させ,いくつかの一人称視点を同時に提示できる同期型サッカー戦術指導システムを作成した. 本研究では, 作成したシステムを用いて, 同じ状況を異なる一人称視点で共有を行った場合の効果を分析している.