情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1ZE-07
回想を促す実世界投影型エージェント実現のための親近感醸成
○百合草優伽,菊地 怜,辻 愛里,藤波香織(農工大)
過去の記憶を遡り,その思い出についてコミュニケーションをとることは,対人関係の進展や生活の活性などの効果が得られることが分かっている.また,近年,技術の急速な進歩により対話エージェントは実世界に浸透しつつあり,より社会に浸透する人間に親近感や愛着を与える対話システムが求められている.本研究では,回想を促す実世界投影型エージェント実現のためのテーブルトップシステムを提案する.テーブルトップエージェントはユーザの行動やテーブル上の物体を認識し,ユーザとマルチモーダルなインタラクションを可能にする.また,評価はエージェントに生き物らしさや愛着,親近感があるかだけでなく,思い出を共有する相手として自己開示度がどの程度あるか調査した.