情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1ZB-06
導電糸刺繍における縫い方の抵抗値に与える影響の調査
○篠田和宏,矢谷浩司(東大)
刺繍は様々な縫い方で自由度高く導電繊維を組み込めることからスマートテキスタイルの研究によく使われている.これまでに刺繍の設計パラメータを変えると抵抗値も変化させられることはわかっているが,特定の縫い方のみの調査にとどまっており,刺繍の多様な縫い方を電極の作成に活かすことができていない.そこで本研究では,様々な刺繍の縫い方が抵抗値にどのような影響を及ぼすのか明らかにすることを目指す.そのために,まず縫い方に関わる設計パラメータを整理した.そして実際に刺繍することでそれらが導電糸に与える影響の調査を行った.これらの調査により,導電パターンの形状によらずに広い範囲で抵抗値を変化させたり異方性をもたせたりできる可能性が確認された.