情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1ZB-02
カルマンフィルタとRauch-Tung-Striebel Smootherを用いたdead reckoningによる放牧牛の位置推定
○若菜理志,大川剛直,小松瑞果,太田 能,大山憲二(神戸大)
放牧牛の効率的管理のためにその位置を推定する技術が望まれている。GPSはその一つの方法であるが消費電力が高く頻繁なバッテリ交換が必要となる。したがって、GPSに替わるトラッキング手法の実現が望まれている。代替手法として加速度、地磁気、角速度センサを用いたDead Reckoningによる定位が考えられるが、経過時間に伴って誤差が累積するという問題点がある。
本研究では、カルマンフィルタ及びRauch-Tung-Striebel smootherを用い、
時系列の正順のみならず、逆順からも補正を行う手法を提案する。
提案手法により位置推定精度の改善がなされた。