情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1Y-07
遊休計算機を含む分散型e-Learningシステムの開発者向け可視化機能の実装
○堤 祥輔,東野正幸,高橋健一,川村尚生(鳥取大)
近年,遠隔授業の推進によりe-Learningシステムの需要が高まっているが,その導入・運用には大きな費用負担が発生する.そこで我々は,組織内で計算資源を余らせている計算機(遊休計算機)を活用して安価に導入・運用可能な分散型e-Learningシステムを開発している.遊休計算機は本来の使用者の操作によって不安定な動作をすることに加えて性能も異なる.遊休計算機を効率的に利用するには,それぞれの振る舞いや性能の違いを考慮したシステムの性能向上や機能追加のための改修が必要となる.そこで本研究では,遊休計算機に特化した振る舞いや性能を容易に確認できる開発者向け可視化機能を実装した.