情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1Y-01
マルチエージェントを用いた学習データ流通のための自動交渉手法の基本設計
○早坂喜哉(仙台高専),本田光来(東北大),髙橋晶子(仙台高専/東北大),菅沼拓夫(東北大)
オンライン授業の一般化とともに,Learning Management System (LMS) やLearning Analytics (LA) が注目されている.これらを活用することで教師が学習者の状況を把握でき,効率的な学習を支援できる.しかし,欠点として学習データのプライバシ保護の問題がある.一方で,学習ログをはじめとする学習データは非常に数が多く,学生がその情報の公開度を管理するのは困難である.このような課題に対して本研究では,学習データの流通に特化した自動交渉手法を提案する.本発表では,学習データの特徴に基づく自動交渉手法の基本設計について述べる.