1Q-02
動画像に対する高精度シームカービングの高速化
○出口翔馬,村木祐太,小堀研一(阪工大)
近年,様々な画面サイズを持つデバイスの普及に伴い,リサイズ手法の需要が高まっている.画像内の印象的でない部分(シーム)を削除することで,印象を保持したままリサイズする技術であるシームカービング(SC)がある.動画像に対するSCはフレームごとにシームの位置が異なるため,連続フレーム間で印象的な物体の位置がずれる印象変化が生じる.この問題を解決した従来手法があるが,位置ずれを防ぐ計算に膨大な処理時間がかかることや非移動物体の位置ずれが生じる.提案手法では,印象的な物体に沿って領域を分けることで動画像内の全ての印象的な物体の位置ずれを防ぎ,シーム再利用と複数シーム算出により高速なSCを実現する