情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1M-03
感染症 ABMS による感染発生初期における接触確認アプリケーションの効果検証
○松井陽太郎,嶋 直紀,田邉 渉,亀井雄貴,市川 学(芝浦工大),奥村貴史(北見工大)
2019年の11月に発生した新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)は世界中に広がり多くの被害をもたらした.新型コロナは新規の感染症であるため,感染発生初期にはリスクコミュニケーションや政府による支援などの非薬品介入(NPI)が重要である.
日本政府が行なった対策の一つとして接触追跡アプリケーションによる感染者の把握がある.導入当初は感染発生の抑制に多く期待が寄せられたが,その効果の検証については未だ多くの疑問が残っている.
本研究では,エージェントベースモデリングにより新型コロナの感染をシミュレーションし,感染発生初期の状況における接触追跡アプリケーションの効果の検証を行った.