情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1J-05
量子渦計算の高速多重極展開法を用いた高速化
○齋藤智和,横田理央(東工大)
量子乱流はたくさんの渦糸からなる非粘性流体であり、その解析は渦糸を直接モデリングする渦法が有効である。このとき速度の計算に用いられるBiot-Savartの法則はN個の渦粒子に対してO(N^2)の計算コストがかかる。そこで、本研究では高速多重局展開法を用いてこの計算量をO(N)に低減する。また、GPU上で高速多重曲展開法を実装することでさらなる高速化を実現する。