情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1J-01
MMアルゴリズムを用いた4次元PET画像再構成の高速化
○湯淺義尚(名大),松村海飛,横田達也(名工大),大島聡史(名大),本谷秀堅(名工大),片桐孝洋,永井 亨(名大)
医用画像におけるPETとは患者の生体内における放射性薬剤の分布を測定することで、生体内の代謝過程などの生体分子機構を観察する手法である。このPET画像は実際に観測されたサイノグラムというデータから再構成されるが、PET画像再構成では大きなデータや計算量の大きいアルゴリズムを扱うために、GPUの利用による高速化への期待が大きい。そこで、本研究では従来の方法よりも安定して再構成が行えるMMアルゴリズムを利用した4次元PET画像再構成プログラムの実行時間について調査を行い、ボトルネックとなっている部分を解消することでさらなる高速化を目指している。