情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1H-03
階層的領域分割に基づくプログラミング学習者の視線追跡に関する基礎的検討
○岩佐英彦(近畿大高専),明石拓也,大野修一(大阪公立大)
プログラミング学習者の理解度を推定するために学習者の視線を追跡する手法が多く提案されているが、その多くは対象とするプログラムを一階層からなる平面ととらえて視線の動きを分析するものである。これにより学習者の理解度を推定し学習支援を行うことが可能となるが、プログラムの文法構造を反映した高度な学習支援を実現しようとする場合には、プログラムを意味のある領域に階層的に分割し、その領域内での視線運動を分析することが有益であると考えられる。
そこで本発表では、画面上に提示されたプログラムの領域を階層的に分割して視線追跡を行いプログラミング学習者の理解度を推定するための基礎的な検討を行う。