情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1D-04
MaaS社会実現に向けてデータ流通を活性化させる一手法の提案
○三浦明歩,楓 仁志(三菱)
MaaS(Mobility as a Service)は、複数の公共交通機関や関連するサービスを組み合わせて提供する新たなモビリティの形態であり、移動の利便性を高める取り組みとして注目されている。本稿では、昨今ますます注目度が高まるオープンデータ活用の深度化と多分野データ利活用のケーススタディからMaaS社会の実現に向けたデータ流通活性化の必要性と実現手法の一案を述べる。本提案手法では、提供されたデータの利用価値を算出し、価値に応じたインセンティブをデータ提供者に提示する。これにより、事業者のデータを提供する意欲が促進され、MaaSに携わる事業者間でのデータ流通を活性化する効果が期待できる。