情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

1A-03
ラダープログラムのスキャンタイム推定手法の提案
○阿部一裕,安井照昌(三菱)
FA分野では装置を制御するコントローラとしてシーケンサ(Programmable Logic Controller)、プログラミング言語としてラダー言語が用いられることが多い。一連の動作をラダープログラムで記述し、シーケンサはラダープログラムを繰り返し実行するシーケンス制御を行う。1回の一連の動作時間であるスキャンタイムはシーケンサの重要な評価指標であるが、シーケンサの性能向上や制御内容の高度化に伴いラダープログラムが大規模化・複雑化するに伴いスキャンタイムが増大し装置の動作不良の原因となることもある。本稿ではシーケンサのスキャンタイムの最悪事項時間をラダープログラムから静的に推定する手法を提案する。