情報処理学会第84回全国大会 会期:2022年3月3日~3日 会場:愛媛大学 城北キャンパス

デジタルが地域に変革をもたらす −愛媛から始めるDX−

日時:3/5 13:20-15:20

会場:公開講演会場

【セッション概要】デジタル技術は、大都市のみならず、地方と呼ばれる全国各地においても、 様々な領域で変革をもたらしています。今大会の開催地である愛媛においても、 先導的な取り組み、高い実績を上げている取り組みがあります。これらの取り組 みを紹介すると共に、デジタルが地域にもたらす変革、また、地域から広がる変 革について、講演とパネルディスカッションにより掘り下げていきます。

13:20-15:20 司会

遠藤 慶一(愛媛大学 大学院理工学研究科電子情報工学専攻 准教授)

遠藤 慶一

【略歴】2003年京都大学工学部情報学科卒業.2005年京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻修士課程修了.2008年同専攻博士後期課程修了.博士(情報学).2007年愛媛大学大学院理工学研究科電子情報工学専攻助教,2012年同専攻講師,2019年同専攻准教授,現在に至る.教育工学,情報システム,情報ネットワークに関する研究に従事.情報処理学会,電子情報通信学会,日本応用数理学会各会員.

13:20-13:25 趣旨説明

小林 真也(愛媛大学 大学院理工学研究科 教授)

小林 真也

【略歴】1985年大阪大学 工学部 通信工学科 卒業,1991年大阪大学 大学院 工学研究科 通信工学専攻 博士後期課程修了(工学博士),1991年金沢大学 工学部 電気・情報工学科 助手,同 講師,助教授を経て,1999年愛媛大学 工学部 情報工学科 助教授,2004年愛媛大学 工学部 情報工学科 教授,現在,愛媛大学 大学院 理工学研究科 電子情報工学専攻 教授 兼 愛媛大学 南予水産研究センター 教授.2017年総務省 情報通信月間 情報通信月間推進協議会会長表彰 情報通信功績賞 他.

13:25-13:40 講演 IoTを活用した働き方改革

佐川 正純(佐川印刷株式会社 代表取締役社長)

佐川 正純

【講演概要】急速なデジタル化の進展と地域の人口減少の中,IoTを活用した生産システムの導入により,「今まで通り」の意識と働き方から脱却するための事業展開や取組を行ってきた.
2017年3月の経済産業省「平成28年度 新ダイバーシティ経営企業100選」,中小企業庁「はばたく中小企業・小規模事業者300社」を同時受賞後も,社員の働き方の意識を高めている.また,新しい価値の創造として,愛媛・南予地域における最新のデジタル印刷技術に特化した工場での戦略や,持続可能な企業・地域・社会を目指す働き方について紹介する.

【略歴】1984年成蹊大学工学部経営工学科卒業.1986年成蹊大学大学院工学研究科情報処理専攻修士課程修了. 1986キヤノン株式会社情報システム研究所入社, ソフトウェア開発に従事. 1990年佐川印刷株式会社入社,2000年同社代表取締役社長就任,現在に至る.

13:40-13:55 講演 産業×ローカル5Gは愛媛から

白石 成人(株式会社愛媛CATV 専務取締役)

白石 成人

【講演概要】当社は「愛媛をローカル5Gの聖地に!」を合言葉に地域一体となったDX機運の盛り上げに寄与してきました.トラフィックの急増や,地域事情にリンクしない通信コストの問題など国内の情報通信が抱える課題の解決には地域主導による地域分散型の形態が最適と考えています.ローカル5Gの社会実装を促進していくことはその具体策の一つです.令和3年度総務省課題解決型ローカル5G開発実証における当社の取り組みを中心に地域,産業,ローカル5Gをキーワードとした愛媛の「いま」をお伝えします.

【略歴】1990年愛媛CATV入社.営業部,放送部,開発室歴任後,2006年取締役就任,2009年常務取締役,2019年専務取締役,現在に至る.愛媛CATVサービス代表取締役社長,日本ケーブルテレビ連盟無線利活用委員会副委員長

13:55-14:10 講演 愛媛で先行する産業DXの取組

佐藤 努(愛媛県 経済労働部産業支援局長)

佐藤 努

【講演概要】愛媛のものづくり、農業、水産加工、地域商品の分野で先行するDXの取組と食品関連分野におけるフードテックの取組をベースとした今後の産業DX推進の方向性について紹介します。

【略歴】1998年通商産業省(現経済産業省)入省.ものづくり振興,農商工等連携促進,温暖化対策・3R政策,国際標準化戦略等の産業政策を歴任後,2019年7月より愛媛県に出向し現職.

14:10-14:25 講演 デジタル田園都市国家構想推進に向けた総務省の取組(仮題)

磯 寿生(総務省 四国総合通信局長)

磯 寿生

【講演概要】地方からいち早くデジタルの実装を進めて地域の課題を解決し、都市との差を縮めることで地方を活性化するデジタル田園都市国家構想の実現は、政府の最重要施策の一つである。情報通信インフラ整備やローカル5G実証、デジタル活用支援など同構想を実現するための総務省の取組について紹介する。

【略歴】1969年1月22日生まれ。大阪府出身。1992年3月、東京大学法学部を卒業し、同年4月、郵政省採用。
総務省情報通信国際戦略局情報通信政策課融合戦略企画官、情報通信経済室長、同情報流通行政局地域通信振興課地方情報化推進室長、文部科学省生涯学習政策局情報教育課長、官民交流(コニカミノルタ株式会社)、総務省情報流通行政局地域通信振興課長、独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構総務部長、2021年7月から総務省四国総合通信局長

14:25-15:20 パネルディスカッション

コーディネーター

小林 真也(愛媛大学 大学院理工学研究科)

小林 真也

【略歴】1985年大阪大学 工学部 通信工学科 卒業,1991年大阪大学 大学院 工学研究科 通信工学専攻 博士後期課程修了(工学博士),1991年金沢大学 工学部 電気・情報工学科 助手,同 講師,助教授を経て,1999年愛媛大学 工学部 情報工学科 助教授,2004年愛媛大学 工学部 情報工学科 教授,現在,愛媛大学 大学院 理工学研究科 電子情報工学専攻 教授 兼 愛媛大学 南予水産研究センター 教授.2017年総務省 情報通信月間 情報通信月間推進協議会会長表彰 情報通信功績賞 他.

パネリスト

佐川 正純(佐川印刷株式会社 代表取締役社長)

佐川 正純

【略歴】1984年成蹊大学工学部経営工学科卒業.1986年成蹊大学大学院工学研究科情報処理専攻修士課程修了. 1986キヤノン株式会社情報システム研究所入社, ソフトウェア開発に従事. 1990年佐川印刷株式会社入社,2000年同社代表取締役社長就任,現在に至る.

パネリスト

白石 成人(株式会社愛媛CATV 専務取締役)

白石 成人

【略歴】1990年愛媛CATV入社.営業部,放送部,開発室歴任後,2006年取締役就任,2009年常務取締役,2019年専務取締役,現在に至る.愛媛CATVサービス代表取締役社長,日本ケーブルテレビ連盟無線利活用委員会副委員長

パネリスト

佐藤 努(愛媛県 経済労働部産業支援局長)

佐藤 努

【略歴】1998年通商産業省(現経済産業省)入省.ものづくり振興,農商工等連携促進,温暖化対策・3R政策,国際標準化戦略等の産業政策を歴任後,2019年7月より愛媛県に出向し現職.

パネリスト

磯 寿生(総務省 四国総合通信局長)

磯 寿生

【略歴】1969年1月22日生まれ。大阪府出身。1992年3月、東京大学法学部を卒業し、同年4月、郵政省採用。
総務省情報通信国際戦略局情報通信政策課融合戦略企画官、情報通信経済室長、同情報流通行政局地域通信振興課地方情報化推進室長、文部科学省生涯学習政策局情報教育課長、官民交流(コニカミノルタ株式会社)、総務省情報流通行政局地域通信振興課長、独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構総務部長、2021年7月から総務省四国総合通信局長