新型コロナウイルスの影響でオンライン授業が活発化するなか，授業形態（対面，同時双方向，オンデマンド）の違いや授業評価，成績など個々の要因に対して着目した研究は数多く行われている．しかしながら，授業の学習効果（成績・授業評価）には，単独の要因ではなく複数の要因が影響を及ぼしていると考えられる．そこで，本研究においては実際，大学にて行われた統計学に関する講義内容をもとに，オンライン授業における授業形態と非言語情報の違いが学習効果に与える影響について明らかにするとともに，受講者の個人特性が学習効果に関連するか否かを明らかにした．