7ZJ-02
音声認識を利用した中途言語障害者の社会参加支援システム
日本には脳血管障害や神経難病を起因とする言語障害者は22万人程度いると言われている.言語障害者へのコミュニケーション支援機器は,意思伝達装置と呼ばれている.近年では,様々なソフトウェアが開発され市販のパソコン上でも動作可能な意思伝達装置が増えている.しかし,言語障害といってもその障害の症状は様々であり,患者の残存機能を最大に発揮できるような意思伝達装置は存在していない. 本研究では,スマートフォンを利用し,患者自身が残存機能を十分に発揮し,自身の声を使って初めての人とでもコミュニケーションが可能になるようなスマートフォンアプリの開発を行った.