情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

7ZG-04
線画の平仮名から不可能図形の自動生成
○森 充宏,村木祐太,小堀研一(阪工大)
錯視の一種に不可能図形がある.不可能図形とは,視覚的に立体的な投影図として認識できるが,現実には存在できない図形である.また,錯視には広告や看板に用いられているように注目を集め,印象に残る効果がある.ここで,文字を印象的にデザインすることをレタリングという.そこで,レタリングに不可能図形の錯視を加えることで文字の形状を維持し,より印象的な文字に変更できると期待される.提案手法では,まず入力された線画文字から輪郭と部位を検出し,それらを用いて投影図を作成する.その後,投影図に対して不可能図形になる2種類の条件を反映し,不可能図形に変形する.